たれ目形成手術（グラマラスライン）をすると老けるというのは本当ですか？美容整形外科高須クリニック高須幹弥が動画で解説

インスタグラムのフォロワー様から、つり目がコンプレックスなのでタレ目形成手術を検討しているというご相談をいただきました。
その中で、ネットの書き込みなどで「タレ目にすると老けて見える」という情報を見かけるとのことですが、これが本当なのかどうか、動画での詳しい解説をご希望されています。

結論から申し上げますと、タレ目形成手術によって老けて見えるということは通常ありえません。

「タレ目になると老けて見える」と認識されている方は、老化によって生じるタレ目と、タレ目形成手術によって作るタレ目を混同されている可能性が高いと考えられます。

老化によって生じるタレ目は、顔全体の皮膚がたるむことが原因で起こります。具体的には、顔の外側の皮膚が下垂することで、まぶたも外側に向かって垂れ下がり、結果として目尻が下がり、三角形のような形状の、いわゆるタレ目になります。この場合、目は全体的に小さく見える傾向があります。上まぶたも下がり、上下のまぶたが目尻で覆いかぶさるような状態になるのが、老化によって生じるタレ目の特徴です。

一方、タレ目形成手術で作るタレ目は、老化によるタレ目とは全く異なります。この手術では、下まぶたの外側の位置を意図的に下げることでタレ目を形成します。これは、いわゆるグラマラスラインとも呼ばれることがあります。
タレ目形成の主な目的は、つり目を改善することや、目をより大きく見せ、華やかな印象を与えることです。したがって、老化によって生じるタレ目とは異なり、むしろ目を大きく見せることで若々しい印象を与える効果が期待できます。

もし、老化によって生じたタレ目が気になる場合には、いくつかの改善方法があります。
例えば、こめかみ部分のリフト手術や、眉の下のたるんだ皮膚を切除する上眼瞼リフト手術などが考えられます。また、二重のラインでたるんだ皮膚を切除し、二重の幅を少し広げる手術や、上まぶたのたるみ取り手術なども、老化したタレ目を改善するのに有効な手段となります。

以上のことから、タレ目形成手術を行うことによって老化が進むということはありません。むしろ、つり目を改善し、目を大きく見せることで、若々しい印象を与える効果が期待できます。

本日は、タレ目形成手術が老けて見えるという噂について解説しました。
通常、タレ目形成手術は老化とは逆の効果をもたらし、目を大きく見せ、若々しい印象を与えることが期待できます。老化によるタレ目が気になる場合は、別の治療法で改善することが可能です。